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Week 02 光通信・フォトニクス
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Week 02光通信・フォトニクス
2026.08.10  ·  月曜 / テーマ解説

光通信・フォトニクス——AIデータセンターの「血管」に投資する

先週の量子コンピュータは「いつか来る夢」を追うテーマだったが、今週は違う。光通信・フォトニクスは、AIブームの真っただ中で今すでに業績が爆発している現在進行形のテーマだ。

なぜ今なのか

AIモデルの学習・推論には数万枚単位のGPUが必要で、そのGPU同士を結ぶのが光トランシーバーだ。400G→800G→1.6Tと帯域幅が倍々ゲームで拡張されるたびに、新しい光部品への置き換え需要が生まれる。

市場調査会社LightCounteningの予測では、2026年のイーサネット光モジュール売上は前年比73%増、2031年には800億ドル規模に達する見通しだ。光インターコネクト市場全体でも2025年の173億ドルから2031年に333億ドルへとCAGR12%で成長すると見込まれている。

CPO(Co-Packaged Optics)という次の波

今週理解しておきたいキーワードが「CPO」だ。従来は光トランシーバーとスイッチチップが別部品として存在していたが、CPOはこれを一体化(パッケージ化)することで、消費電力と伝送距離のロスを大幅に削減する技術だ。

業界では「CPOはすでにスーパーサイクルに入った」という声もあり、市場規模はほぼゼロから910億ドル規模へ拡大するという強気の見立てまで出ている。AIデータセンターの電力コストが深刻な経営課題になる中、CPOは「速さ」だけでなく「省電力」という観点でも評価されている。

サプライチェーンで見る

段階役割代表銘柄
素材・ウェーハInPウェーハなどAXT・住友電工
レーザーチップEMLレーザー等Lumentum(LITE)
光モジュール800G/1.6TトランシーバーAAOI・Coherent
光ファイバーデータセンター間接続住友電工
次世代素材EOポリマー変調器等Lightwave Logic

このテーマの評価指標

量子コンピュータと違い、光通信テーマは黒字企業が多い。LumentumもCoherentも黒字化しており、PERとPSRを併用して評価するのが適切だ。住友電工のような大型企業は間接的なエクスポージャーとしてPBR・配当利回りも見ていく。

地政学リスクにも触れておく

ロイター報道によれば、トランプ政権とFCCが中国製データセンター部品、特に光トランシーバーへの新たな規制を準備しているという話も出ている。事実関係はまだ流動的だが、これが本当なら非中国系サプライヤー(LITE・AAOI等)には追い風、中国依存度が高い企業には逆風になりうる。今週の深掘りではこの視点も持っておきたい。

今週は火曜にLumentum(LITE)、水曜にAAOI、木曜に住友電工を深掘りし、金曜にCoherent・AXT・Lightwave Logicを加えた6社比較を行う。

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