フィックスターズ——PSR2倍台・黒字・決算直前。量子テーマで唯一「今すぐ買える」日本株
量子コンピュータ週の3社の中で、唯一黒字でPSRが2倍台という異次元の割安感を持つのがフィックスターズ(3687)だ。3日後の8月7日にはQ3決算発表も控えている。
基本データ(2026年8月4日時点)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 株価(本日) | ¥2,181(+4.15%) |
| 時価総額 | 約733億円 |
| 今期売上予想(通期) | 約108億円 |
| PSR(今期予想) | 約2.2倍 |
| 中間期売上 | 54.42億円(前年比+13.8%) |
| 中間期営業利益 | 16.35億円(前年比+8.8%) |
| 自己資本比率 | 83.7% |
| ROE(予想) | 22.3% |
| 次回決算 | 2026年8月7日(Q3) |
| 52週レンジ | ¥1,186〜¥3,690 |
何をやっている会社か
ソフトウェア最適化・高速化の専業企業。自動運転アルゴリズム、半導体メーカー向けソフトウェア、AI推論の高速化が主力の収益源だ。量子アニーリングを活用した最適化サービス「Fixstars Amplify」も展開しており、量子コンピュータを「使いこなす側」として収益化している。
今日は新たな適時開示も出た。フィジカルAI・自律運転技術を活用してアトラックラボ社と用途特化型ドローン開発での連携を発表している。自動運転・AI・量子最適化というコア技術がドローンという新領域にも広がっていく動きで、事業の幅が着実に広がっている。
純粋な量子企業ではない。「量子が普及した時に一番恩恵を受ける日本企業」という立ち位置で、今すでに利益が出ている点が他の2社と根本的に違う。
PSR2倍台という異次元の割安感
IonQ(PSR約90倍)・Rigetti(PSR約580倍超)と並べると、フィックスターズの2.2倍は別の惑星の数字だ。これは量子の夢ではなく「今の利益」で評価されているから——むしろここが強みだ。
| 銘柄 | PSR | 黒字 |
|---|---|---|
| IonQ(IONQ) | 約90〜95倍 | ✗ |
| Rigetti(RGTI) | 約580倍超 | ✗ |
| フィックスターズ(3687) | 約2.2倍 | ✓ |
52週レンジ¥1,186〜¥3,690の意味
今の¥2,181台は52週高値¥3,690から41%下落した水準だ。年初来安値¥1,186から見れば84%回復しているが、高値圏からはまだ大きく調整している。DOE7%以上という新配当方針を2025年12月に打ち出しており、株主還元の姿勢は明確だ。
8月7日Q3決算——何を見るか
中間期(上半期)の経常利益進捗率は52.9%と順調で、通期予想も上方修正済みだ。Q3で注目するのは2点。
- Solution事業の成長率が維持されているか——自動運転・AI向けの受注が継続しているかどうか
- Amplify(量子最適化)の売上貢献——まだ小さいが、成長トレンドが見えるかどうか
本日の+4.15%という上昇は決算前の期待買いが入っている可能性がある。決算後に結果を確認してから動くのが基本だ。
量子テーマで「今すぐ買える」唯一の銘柄
IonQもRigettiも赤字継続中で、PSRが示す「期待値の重さ」を受け入れた上で買う銘柄だ。フィックスターズはその逆で、今の業績で株価が正当化できる水準にある。
量子への直接エクスポージャーは薄いが、「量子・AI・自動運転・ドローンという複数テーマが交差する場所に黒字企業がいる」という事実は、長期保有の土台として申し分ない。
買うとしたら¥1,800〜¥2,000台。本日の¥2,181は許容範囲の上限付近で、8月7日の決算内容次第でさらに下がる場面があれば拾いたい水準だ。
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